日経平均株価指数、コロナショック前の水準に回復! 今後の展開は?
あいかわらず連日の日経平均株価指数の話題です。
日経新聞では「1991年以来の高値に!」って報じられてますが、意味が違うんですよね、あの時とは・・・。
そこは誤解のない表現でいってもらいたいですが、まぁ、株価としてはコロナ前の水準に戻り、また、米中対立に伴う下落前の水準に近づいたので、上がったよね程度で捉えておくようにしましょう。
言うほどすごいことでもないので。
言葉って怖いですよね。
1989年の年末をピークに日経平均株価指数はバブルが弾けました。
その後、実体経済のバブルが弾けたのが1995年です。
その間に1991年があり、このときの日経平均株価は、株価のバブルが崩壊してからの戻り相場の天井のことを言っています。
そして、その後、日経平均株価指数は深く値を下げていきました。
なので、今日の高値と1991年以来の高値は、そもそもで意味がまるで違います。
ということで、余談になりましたが、いつも通り、日経平均株価指数について見ていきましょう。
○日経平均株価指数チャート分析(ポジティブシナリオ:メインシナリオ)
11月2日、今週の月曜日以来ずっと、日経平均株価指数は爆上げしています。
これについても本当は珍しいことではありませんので、そんなに衝撃的に受け止めないようにしましょうね。
むしろ「いつ反転下落するか」に目を向ける方が賢明です。
ここで資産運用のコツを1つ申し上げると、
上昇は考えない。下落を考えろ!
上がる時のことを考えてもあまり意味がありません。
利益を出すために運用をしているのでなんら心配はありませんから。
むしろ、「いつ下がるか」、「いくらぐらい下がるか」、この2つを読みながら運用するのが大事で、トレーディングは「下値追い」を基準に行っていくと、無駄な労力なく上手くできます。
ということで、個人的には来週はプチ調整ウィークと考えていますが、どうでしょうね。
とりあえず、日経平均株価指数は、チャート上にあるピンクの点線で上昇が止まりました。
ここで上昇が本当に止まったかどうかは来週以降の話ですが、さらに値を上げるなら短期的に赤色の上値抵抗線を伺っていくことになると思います。
この線は強烈な抵抗線であるため、この近辺で強めの攻防戦が繰り広げられると思いますが、週明け、一気に上値抵抗線を目指す場合は要注意です。
たぶん、そこまでは行かないだろうと考えていますが、いったんプチ調整が入るなら、チャートの緑色のラインで軌跡を描いてみました。
必ずしもそうなるとは限りませんが、調整のイメージと、その後の上げのイメージという意味で考えてみてください。
どの道、上昇は続くわけですが、この上昇はコロナショック後の下値から数えた最終上昇局面である可能性が高いため、天井をつけると大きく下落するかもしれません。
先ほど、「下落を考えろ!」とお伝えしましたが、「いつ?」は上値抵抗線(赤色の線)に弾かれるタイミング、ポジティブシナリオでいうと、12月上旬、もしくは中旬手前ぐらいと考えていますが、「いくらまで」の下落かは、とりあえず、多めに見積もって20,000円程度をいったん考えています。
そこまで行かないかもしれませんけどね。
ということで、直近、来週、調整局面が訪れなければ1本調子で上げる可能性がありますが、調整局面が訪れるならば下値で拾いましょうといったところでしょうか。
今日は、少し時間がないのでこの辺で。
最近、マーケットが慌ただしいので、もうしばらくマーケット関係の記事が多いと思いますが、関心のある方はついてきてくださいね。
一段落したら、他のネタも書いていきますので。