FP OFFICE 海援隊|人生を切り開く「新☆ライフ&マネー塾」

娘・息子に捧ぐ。大人になって困らないための20年後の視座。

金融所得課税の強化に反対する声はあまりにも軽すぎる。税制論で反対すると格差是正で返されるだけ。

国民民主党は、昨年の12月24日に発表した「令和 7 年度税制改革と財源についての考え方」の中で「金融所得課税の強化」に言及している。

この件で俄かにX上で玉木さんが炎上しているようだが、どうも「金融所得課税は増税だから良くない」という指摘が多いようだ。

ズレている。

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中居正広氏を巡る問題と石丸伸二氏の新党結成。社会が変動する中、私たちはどう振舞えばよいのだろうか。

2025年、年明け早々、中居正広氏の女性トラブル問題や石丸伸二氏の新党結成など、社会的に注目を浴びるニュースが流れています。

変動の激しい世の中になってきたと報道を見ながら感じていますが、同時に、今後、世の中の価値観がどのように変化していくかを見極める必要があると少し身構えています。

社会の変化が激しくなると、その速さに着いていける人とそうでない人との間に大きな隔たりが生まれ、また違った別の問題が生まれる可能性が出てきます。

その結果、巡り巡って私たちの生き方に変化が生じ、新しい時代が訪れます。

そこで今回は、中居正広氏を巡る問題と石丸伸二氏の新党結成を題材に、人生設計において私たちは何を考える必要があるかについて考察していきたいと思います。

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変化の激しい今だからこそ考える、マネーリテラシーを伸ばす着眼点。

明けましておめでとうございます。

2025年の今年はどのような年になるのでしょうか。

昨年は政治の動きが注目された1年であったように思います。特に、103万円の壁を巡る税制改正や106万円の壁撤廃、iDeCo改悪といった話題は多くの方が関心を寄せたのではないでしょうか。

ただ、残念に思うのは、これらの話が全て各論で、総論にまで話が及びにくかったという点です。

要は木を見て森を見ずのテーマが選考されるあまり、本質的な議論がほとんどされなかったのではないかと分析しています。

そこで、「人は環境の中で生きている」という点に着目し、2025年という節目の年に当たる今、私たちは何を考える必要があるのかについて考えていきたいと思います。

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2025年度税制改正大綱。所得税制の見直しが家計に与える影響と全体像の理解について。

先週、2025年度税制改正大綱の内容が示された。

自民党のホームページにその原文が掲載されているが、1次情報を確認したい場合、直接そこから入手することをお勧めする。

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106万円の壁撤廃! ”誰ひとり取り残さない社会”の実現にはコストがかかる。

この国は福祉国家に大きく舵を切っているように見える。

2008年のリーマンショック後、世界的に経済的な所得格差が問題になった。

貧困が1つのキーワードとなり、わが国では2015年に生活困窮者自立支援法が施行され、それ以来、徐々に支援の手が広がっている。

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