FP OFFICE 海援隊|1970年以降生まれの「ライフ&マネー塾」

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4/24 S&P500 シナリオ(1)暴落は続くのか。どこまで下がるS&P500!

 1970年以降生まれの「僕らの資産運用」。

 今回はS&P500についてです。


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 先週の金曜日、アメリカ市場は非常に大きな暴落を経験しました。

 個人的には、アメリカの短期債、特に1年物国債の利回りが急上昇したのが背景にあると考えています。もちろん、2年物国債の利回りも上昇しましたが、長期国債と比較すると、再び逆イールド状態になったため、株式市場はここに反応したように思います。

 

 一気にここから暴落が重なるとは考えにくいですが、次回、5月のFOMC前に下値をつけて、FOMC後は再び上昇相場に転じていくような流れを想定しています。

 投資家心理としては、FFレートが0.75bp引き上げられることが年内であり得ることに対し恐れを抱いていますが、次回FOMCまでにはっと我に返り、5月FOMC以降の利上げ水準が織り込み通りと判断され、値を戻すという展開です。

 

 それにしても、気になるのが原油と金なんですよね。下がってはいますが、下落率は少しだけ。

 大幅な利上げでアメリカ経済がリセッション(景気後退)入りすると本気で考えているなら、原油や金の少しだけの下げは理屈としては合いません。

 つまり、原油や金は何を待っているかですが、フランスの大統領選挙でマクロンさんが再選するかどうかの結果待ちのような気がしています。

 この場合、マクロンさんはロシア産の天然ガスの禁輸を公約に掲げているので、天然ガスにつれ高するように原油価格が上昇する可能性があります。

 これを受けて、物価の上昇懸念が高まり、利上げによる景気後退懸念以上に物価の上昇による景気減速が懸念され、安全資産である金にマネーがシフトしていくようなシナリオを頭の片隅に置いています。

 このシナリオは、実をいうとレアケースなんですが、ここ最近、特に年初からの株式市場の動きを見ていると、いわゆるアノマリーと逆を行っているため、そういったことも想定しながら運用をしていかないといけないと感じています。

 

 さて、今後の株式市場の動きはどうなるのか。

 ものすごくハイレベルな展開ですが、こういう難しいのが楽しくもあります。

 

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