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日経平均株価指数 シナリオ(1)ダブルジグザグ・パターン

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 サムネイルのイメージを変えてみました。

 動画の内容はいつも通り日経平均株価指数のチャート分析ですが、全体的に少し見やすくしてみました。

 今後は、今回の動画のようにチャート分析のみの場合、チャート面に絞った投影でアップしていきます。

 ただ、解説も必要かと思いますので、細かい内容はブログで説明していこうと思います。

 それでは行ってみましょう。


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日経平均株価指数(日足)

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※Tradingview提供

 

 従来通りのシナリオパターンです。

 少し種を明かすと、エリオット波動理論においては2021年9月高値を起点に「ダブルジグザグ」という修正波パターンでの下降局面を想定しています。

 ダブルジグザグは「ジグザグ」波形が2回起こる場合の名称です。

 日経平均株価指数では、チャート面で示したように、2021年9月高値から「a波」➡「「b波」➡「c波」と調整が続いており、それらの波のカウントは「5波」➡「3波」➡「5波」となっています。

 この一連の波を「ジグザグ波」とし、これをチャート面では「A波」と記しています。

 そして、「A波」に続く波を「B波」と位置づけ、その後、完成するであろう一連の波を「C波」と想定し、「B波」を境にジグザグ波が2回現れるとしています。

 エリオット波動理論をある程度マスターしていないと難しく感じると思いますが、ジグザグとダブルジグザグという波形パターンがあることは覚えておいてください。

 

 現在進行中の波は「B波」の後に続く「a波」に当たりますが、一昨日から日経平均株価指数が急落している箇所です。

 下降相場が少し続いていますが、下値の目処を探ると、すでに27,000円は突破されているので、次の下値は26,000円近辺に短期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.382」水準があります。

 その下となると、中期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.5」水準に位置する25286.85円と短期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.382」水準である25289.31円がほぼ重なっています。

 このため、25,300円近辺は可能性の高い値として認識しておくといいかもしれません。

 さらに下となると、短期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.618」水準があり、その値は24571.72円があり、ここは終値での全戻しの水準です。

 その次は、中期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.5」の値として23584.58円と、短期的な波におけるフィボナッチ・リトレースメントの「0.786」の値として23550.08円が重なっています。おおむね23,500円近辺も意識する必要のある水準といえるでしょう。

 この水準は、チャート面では記していませんが、1000日単純移動平均線を少し下回るところに位置するため、もう一度、日経平均株価指数は24,000円の攻防戦を目指し、負けることを意味します。

 本当の下げの着地点はおそらくここだろうと考えていますが、阿鼻叫喚の声が聞こえてくるならここだろうと思います。

 その後はわかりません。このシナリオの場合、日経平均株価指数の底打ちが年内に起こる可能性が示唆されるため、まぁ、可能性としては見ておく必要があるんですが、2023年前半辺りが妥当のような気もするので、状況を見ながら修正を加えていく予定です。

 とりあえず、波の流れ、つまり、トレンドとしてはこんなふうにイメージしているという意味で捉えてみてください。

 上昇するシナリオも描けるんですが、相場環境を見るに、どちらかというと下押し圧力が強いような気がします。上昇シナリオについても様子を見ながら検討していこうと思います。

 

 MACDデッドクロスしており、RSIは50付近で下を向いているので、まぁ、目先はまだ下がるだろうという見立てはできます。

 その後の反発がどこで起こるのか、当面はここがポイントになりそうです。

 それが先ほど示した下値の目処になりますが、目先は26,000円に注目してみましょう。

 

 リバランスするなら、今が最後の機会でしょう。

 下げの目処がある程度見えてきたので、よくわからないなら無理してリバランスする必要はないように思いますが、長期投資で構えるならば、投資資金を分けて段階的に買いにくのが望ましいように思われます。

 個人的には、今のようなボラティリティーの高い相場では短期投資に注力しているので長期投資のスタンスは取っていませんが、短期で行くならベアマーケット入りを想定して、下げで利益を得やすいベアファンドやインバース系ETFで回転させるのもありかと思います。

 ただ、初心者には難しいと思うので、慣れている方の場合はひとつの方法として検討してみるのもいいかもしれません。

 

 ということで、今回はこれにて失礼します。

 

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