今のところ、株式市場はバイデン勝利の波形!?
日経平均株価指数のチャートシナリオを更新しておきます。
アメリカで追加の経済対策が決まるかどうかといった予算関連の話題で、最近の株式市場は揺れていましたが、そろそろ方向感が決まってくるかもしれませんね。
一応、見立てとしては、上のチャートシナリオで考えていますが、依然としてポジティブシナリオです。
簡単に説明すると、こんな感じかもしれません。
コロナショック後の戻り相場は最後の上昇トレンドを描き出した
要するに、「戻り相場はそろそろ打ち止めかも」ってことです。
おそらく、チャートにある赤色の線やピンク色の線である上値抵抗線近辺で、突破に向けた攻防戦が繰り広げられると思います。
これらの抵抗線は強めなので、突いては跳ね返され、突いては跳ね返されを繰り返しながら、最終的に突破していくだろうと考えています。
なので、今後も少し乱高下気味に進んでいくのではないでしょうか。
ネタ的には、やはり「アメリカ大統領選挙の行方」が直近では注目されますが、今週に入ってようやくマーケットが織り込みだした感じがするので、11月3日の投票日に向けてラリーが展開するんでしょうね。
さて、上値抵抗線を突破し上昇が終わると、次は中規模の調整が起こることが予測されます。
調整というのは「下落」という意味ですが、日経平均株価指数では22,000円を切るかどうかがとりあえずの下値目処になるかもしれません。
まだわからないですけどね。
ここでこんなことが頭をよぎります。
ってことは、アメリカの大統領選挙はバイデンさんが勝つってこと?
現時点でポジティブシナリオで考えた場合、それを示唆している気がします。
方向感は目先短期上昇、その後、急落調整、あとは下げ幅がどれぐらいになるかです。
バイデンさんが勝ってしまうと、増税バイアスがかかるため、マーケットとしては失望売りにつながりやすくなるでしょう。
ここまでのストーリーがマーケットでの大統領選ラリーです。
一方、ホントのところは、まだわかりません。
上昇が終わる時期がずれるとトランプさんが再選する可能性もありますし、また、仮にバイデンさんが次期大統領に就任しても、下げ幅が緩ければ、グローバリズム路線で投資マネーが再び活況を呈することも考えられます。
ポジティブシナリオでは、コロナショックからの戻り相場がいったん終息し、調整局面に入っても、その後は、再び、強力な上昇相場が表れるという長期シナリオを描いています。
一番つじつまが合うネタは「米中の対立が緩和されること」ですが、この場合、バイデン民主党政権が前提となり、マーケットでは、SDGsとITの融合ということで、そういった業界にマネーが向かうことになるかもしれません。
ただ、現時点では中国包囲網がかなり強化されてきているため、バイデンさんになって民主党政権はそれ緩めるの?という疑問は残ります。
さぁ、どちらに転ぶか。
どうなんでしょうね。
とりあえず、ナスダックとS&P、NYダウについてもチャートシナリオを更新しておきます。
興味があればご確認ください。
〇ナスダック
〇S&P
〇NYダウ
他にも、金や米10年物国債利回り、ドルの確認も必要ですが、ポジティブシナリオでは、今のところ方向感は上げのような気がします。
月内はハイレベルな取引が予測されますが、冷静にゆっくりと対応していくようにしましょう。