日経平均株価指数。菅新総理大臣のご祝儀相場は来るのか。
菅さんが総理大臣になることは株式市場にすでに織り込み済みですが、目先の動きはどうなるんでしょうね。
日経平均株価指数の波形取りを更新しておきますので、ご参考までにどうぞ。
シナリオとしては「ポジティブシナリオ」です。
チャートでは、ちょうど今の波を「c波」としています。
直近では、
①今日の上げでプチ調整が入り下落するが、この調整が少し深くなり中規模調整に発展する?
②プチ調整が入り下落するが、下げ止まった後、再び上昇し、その後、中規模調整が入る?
の2パターンで考えています。
ちなみに、上記のチャートシナリオは②で描いていますので、ご留意ください。
この場合、時期的には月内で利益確定の売りが入り、中規模調整に転じ、下値を探る展開になりそうですが、下値を付けるタイミングは10月上旬~中旬といったところでしょうか。
一方、①の場合は、そろそろ利益確定の売りが入り、9月の下旬~10月の上旬にかけて下値を伺う展開になるかもしれません。
ファンダメンタルズは変わらず、目先の注目は米大統領選挙の行方ですよね。
米大統領選挙の揺れが中規模調整の意味かもしれません。
ポジティブシナリオで行く場合は、大統領選挙の結果はトランプ大統領再選になる可能性を示唆しているように思われますが、そんなことは蓋を開けてみなければわかりません。
ただ、日本では菅さんがアベノミクスを踏襲するため、政策の大きな変更をせず、しっかりとコロナ対策を実行するなら、菅ートランプラインが出来上がります。
このため、結果的にはですが、ポジティブシナリオはこのような意味を示しているように考えています。
このシナリオでは、最終的に、日経平均株価指数を「アベノミクス相場越え」としていますが、仮に超えたら大きく下げるでしょうね。
いったん、みんなが手仕舞って、再度、安くなった時点で買戻し、超大規模金融緩和の流れの中での爆買い相場が表れることでしょう。
中期的にはこんな感じで考えています。
まさに実体経済関係なし相場ですね。
ということで、年内は、菅新総理大臣のご祝儀相場なのかもしれません。
菅さんへのはなむけがいいとは思いませんが、コロナだけでなく、日本が抱えている課題に対して国民目線で取り組んでくれることを期待します。