日経平均株価指数。気迷い相場はいつ終わるのか。
マーケットの動きが鈍い。
日経平均株価指数ですが、大局的には方向感は変わらず、材料待ちといったところでしょうか。
日経平均株価指数の長期的な流れとしては、2018年10月2日につけた終値24,270.62円でアベノミクス相場が終了した可能性が高いと考えていますが、その後、2018年12月25日の終値19,155.74円まで大きく下げ、現在に至るまで反転上昇しています。
この戻りの上昇はチャート理論では「だまし」と呼ばれ、いつかまた下げる兆候として考えられるひとつの波形ですが、おそらく一定の水準まで上がった後、再び下げに転じるでしょう。
こういった意味で、今のマーケットは材料待ちということなんですね。
さて、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)で見ると、また米中の貿易摩擦が緩和されるかもしれないということがクローズアップされていますが、これについては、シーソーのような見方で良くなるかも、悪くなるかもで行ったり来たり、そろそろマーケットはしびれを切らすような気がします。
堅実的なプラス材料としては、米・欧の利上げ停止が中心的なテーマになっています。
日銀もこれにあやかってか、金融緩和の継続を余儀なくされ、金利面で見たマーケットの地合いは悪くないと考えられます。
あいかわらずブレグジットも、なかなか終息しない状況で、中国経済の減速懸念も少し鳴りを潜めている印象を受けます。
たぶん、NYダウ次第ですかね。
世界のマネーがアメリカに向かっている感じなので、同時に日本にも買いが入っているといったところです。
この動きはリスクオンでもありますが、むしろリスクオフの色合いの方が今は強いので、だから動きが鈍いってことなんだと思います。
ってことは、気迷い相場なわけで、その行きつく先は前述のチャートのような動きになるのかなぁと考えています。
さぁ、マーケットはこれからどう動くのか。
もうちょいかな。