日経平均株価指数。今週は30,000円の攻防戦に再びトライか。
日経平均株価指数。
先週もまた、依然として揉み合い相場が続き、行ったり来たりの展開が繰り返されています。
一方、アメリカの株式市場は強く、NYダウ、S&P500、ナスダックともに史上最高値を更新しました。
ということで、日経平均株価指数は弱い展開が続いていますが、週明け、どうなるんでしょうね。
今回もテクニカル面からチャートを眺めていきたいと思います。
○日経平均株価指数(日足)
日経平均株価指数の長期的な動きですが、シナリオ予測としては依然変わらず、上のように見ています。
今の揉み合い相場は調整局面で、第3波終了後の第4波に位置していますが、この調整局面が終わると第5波に移行し、そこから再度上昇局面が現れるというシナリオです。
つまり、今の揉み合いが終わると上がるだろうというのがこのシナリオなんですが、どのように終わるのか、短期的な動きが気になるところです。
○日経平均株価指数(日足)
今回は一目均衡表で見ていきますが、まだ一応、三役好転は維持されています。
ただ、転換線が週明け以降下がってくるため、このせいで上値が抑えられやすくなるかもしれません。
そうなると、すでに日経平均株価指数と重なってしまった遅行スパンは日経平均株価指数の下に回ってしまうため、三役好転は解消され、トレンドとしては弱さが出てくるといえます。
ですが、直近9日間の日経平均株価指数の動きでは斜行三角形が形作られています。
これは、エネルギーが溜まっていることを意味しますが、近いうちに上放れることも予測されます。
もしそうなれば、再び30,000円の攻防戦に突入する可能性が高く、第3波の高値突破後、小さめの調整が入り、その後、力強く上昇していくことが考えられます。
下げるなら、下値の水準は、行っても28,300円程度、上げるなら、上値の水準は30,700円を目指す展開はイメージしておきましょう。
チャートだけで見ると、今週は上放れての上げ相場のように見えるんですが、どうでしょう。
次週はゴールデンウィーク入りの週なので、仮に今週、上を向いたとしても持続力は弱いかもしれません。
この場合、本格上昇はゴールデンウィーク明けなのかもしれませんが、気長にいきましょう。