FP OFFICE 海援隊|1970年以降生まれの「ライフ&マネー塾」

これからの時代、変わりゆく常識を少しだけ早くキャッチし、人生に活かしてみる。

老後の生活設計。まずは「ねんきんネット」で年金試算を。

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 今回は、老後のお金についてご相談をいただく際の「FP事務所からのお願い」ということで、基本的なことをお伝えします。

 老後の生活設計の基礎になるのが「年金」です。

 自分の年金、いくらもらえますか?

 知らないという方が多いと思います。

 なぜならば、実務を通じてですが、「知っている」という方に出会ったことは、今のところ、まだ一度もないからです。

 

 老後の生活設計を組み立てる場合、欠かせないのが「年金試算」。

 毎年、誕生日の月に「年金定期便」が送られてきていると思います。

 今年から年金定期便の中身が少し変わって、こんなふうになっています。


〇50歳未満の方(表)

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〇50歳未満の方(裏)

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 ここで見てほしい箇所は、裏面の「3.これまでの加入実績に応じた年金額」という欄です。
 ただ、これ、「加入実績に応じた」年金額なので、年金試算にはならないんですよね。

 単純に、これまで納めた保険料に対しての年金見込み額なので、これを見るだけでは、将来、年金がいくらもらえるかの試算にはなりません

 

 なので、ホントは、冒頭の日本年金機構のサイト内にある「ねんきんネット」に登録して、年金の試算をした方がいいんです。

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 年金見込み額の試算では、「かんたん試算」、「質問形式で試算」、「詳細な条件で試算」の3つの試算ができるようになっていますが、願わくば、「詳細な条件で試算」から年金試算をしてみてください。

 そしたら、受給開始年齢以降の年金試算表が出てくるので、これをもとに公的年金の目処を把握するようにしましょう。

 ただ、1970年以降生まれの私たちの場合、将来的に年金支給額が減ることが予測されます。

 なので、出てきた試算を鵜呑みにせず、むしろ、その金額よりもちょっと少ない金額で公的年金の目安を考えておくようにしましょう。

 

 で、足りない部分をどうするかという話になりますが、それについては、先日書いたこの記事を参考に考えてみてください。

fp-office-kaientai.hatenablog.com

 

 今回は、老後のお金を考えるときは、まずは「ねんきんネット」による年金試算からというお話でした。

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