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アメリカ利上げ。金融政策の超重要ポイント。

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 日経平均株価指数が1990年の水準を超えちゃってる。

 この年はバブルが崩壊する前の年。

 当時は実体経済もバブルだったのに、今は資産市場だけがバブってて、実体経済が追いついてない。

 こういうの見てると、先進国だけでなく、かつての新興国後進国が世界経済のプレーヤーとして台頭し、産業の平準化が起こってきたんだなぁってのがわかる。

 IT革命でインターネットが広がり、技術やモノ、ヒト、情報、そしてお金と、いろんなものが移動しシェアされる経済になったもんだから、そりゃ世界経済は平たくなる。

 こういうのって世界史の教科書にどんなふうに書かれるんだろ。

 冷戦が終わり、アメリカ一国覇権主義が終わり、今は個別ばらばらに国が力をつけようとしてる。

 大げさに言えば群雄割拠しやすくなった時代って言えるのかもしんないけど、既存の産業が平準化し、新しい技術分野の研究開発を進めた国が覇権を握る。

 規模が大きく強い新興国経済と第4次産業革命を成し遂げようとする先進国経済の対立と融合。

 実体経済の成長率では新興国後進国に軍配が上がり、マネー経済では先進国に軍配が上がる。

 たぶんエネルギー戦略がキーになってくると思うけど、形としての国家の基盤と文明としての思想の多様化、ここら辺が今後の変化点なんだろうなぁ。

 

 チャートの動きもそんな感じがするんだけど、日経平均株価、どうなるんだろうね。

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 今回からシナリオじゃなくて、波形取りベースで見ていくね。

 なぜなら、シナリオでくくると変化に対応しにくくなるから。

 おおざっぱにいうと、日経平均株価指数は「超長期上昇波動」の最終上昇波である「第Ⅴ波」。

 リーマンショック後の底値からアベノミクスの今の上昇波がそれに当たる。

 第Ⅴ波は最終上昇波だけど、その中の「第1波」目がそろそろ終わろうかってところだね。

 2017年中にトレンド転換が起こると思ってたんだけど、来年っぽい。

 その理由がこの記事。

www.nikkei.com

 FRB(米連邦準備理事会)が13日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを決めた。

 注目点はココね。

市場が注視する今後の利上げシナリオは、2018年が年3回19年は年2~3回との見通しを公表した。

 これは予想通りなので、利上げの回数を覚えておいて、次のポイントは超重要。

雇用情勢も堅調で、声明文では「緩やかな政策調整によって、労働市場は力強さを維持するだろう」と指摘した。会合参加者は失業率が18年10~12月期には3.9%まで下がると予測完全雇用とみる水準(4.6%)を大きく割り込んで、労働市場の逼迫感が強まるとの見通しを示した。

 完全雇用っていうのは、ざっくりいうと「労働供給量≒労働需要量」ってことで、この水準を下回ると労働需要過多になって賃金がより自然に上がっていく。

 

 もうひとつこのポイントも超重要。

堅調な雇用情勢がけん引役となり、物価も緩やかに高まるとの見方を維持した。足元の物価上昇率は1.6%(10月)と目標の2%に達していないが、18年には1.9%に高まり19年には2.0%に到達すると予測した。

 物価が目標の2.0%になる。

 つまり、リーマンショック以来の不況から完全復活し、金融緩和政策が本当に終わりを迎える。

 

 今回の利上げもそうだけど、アメリカはすでに金融引締め政策に移行してて、これからは企業経営に影響を与える金利水準がどれぐらいなのかを予想するレースが始まる。

 マーケットは完全警戒モードで上値試しを続けながらトレンドの転換を待つって感じだね。

 

 こんなふうに考えてると、NYダウも気になる。

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 波形取りは前から同じだけど、「超長期上昇波動」の「第Ⅲ波」がもうちょっとで終わる感じ。

 細かく見ていくと、こんなふうになる。

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 これは「第Ⅲ波」を拡大したチャートね。

 「第Ⅲ波」のうち「第5波」の最終波動である「第⑤波」。

 こういうふうに書くとわかりづらいからエリオット波動理論は説明しづらいんだけど、要するにトレンド転換は遠くないってことね。

 アメリカの金利水準が今後の注目になるから、日経平均株価指数よりもNYダウのチャートの方がより重要なんだけど、トレンド転換が起こると下げはかなりきつくなる。

 もうマーケット関係者は警戒しまくってるから、いったん下げると一気に行く可能性が高い。

 株式市場はバブルじゃないって言う人いるけど、株価が上がるって多くの人が思い、それがさも当たり前になってきたときがバブルの始まりなんで、株式市場はとっくのとうにバブルなんだよね。

 今みたいな局面だと、マーケット関係者は警戒してるけど、世間的にはまだ上がるって思ってる。

 弾ける前のあるあるを今体験してるって感じ。

 

 今回はことのついでにTOPIXも見とくね。

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 TOPIX日経平均株価指数と若干波形取りが違うんだけど、方向感は同じ。

 日経平均よりもTOPIXの方がはっきり出てる。

 かなり分厚い上値抵抗線(赤色の線)が立ちはだかってるから、その手前の攻防がそろそろ始まってるか、これから始まるってところ。

 

 2018年はリーマンショックが終わってちょうど10年目の年。

 2007年がサブプライムローン・ショックだったから、今年がトレンド転換って見てたんだけど、来年かぁ。

 まだどうなるかわかんないけどね。

 金利には要注意。

 マネーの流れ、どうなるんだろうね。

 トレンド転換後の資産配分について考えておこ。

 

 

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