おおざっぱでも大丈夫! 未来のお金 “先取り家計簿”
家計簿を作ったよ。
その名も「おおざっぱでも大丈夫! 未来のお金 “先取り家計簿”」。
ざっくりいうと、
・家計簿をつける目的ってなに?
・家計簿の構造を理解する
・お金を貯める、増やすには?
家計簿をつける目的ってなに?
前にもエクセルで作ってはいたんだけど、今対応させてもらってるご相談者さんに家計簿のつけ方を見せてもらって、こりゃぁ、なんとかせねばと思い、イラレでシンプルに作り直してみた。
家計簿つける目的ってさ、みんな「支出の管理」って思ってない?
今日はこんなお買い物をしましたぁ。
今日はこんなお金の使い方をしましたぁ。
こういうの続けてくと、いつの間にか「使ったお金リレー」みたいになっちゃって、お金が減ってくのを見守ってますって感じで、そりゃ続かないわなぁ。
逆、逆っ!
家計簿をつける目的は「お金を貯めること」。
だから、こんなふうに考える。
家計簿の構造を理解する
「おおざっぱでも大丈夫! 未来のお金 ”先取り家計簿”」の取説、いくよ?
図の左側がいわるゆ「家計簿」、右側が「資産表」。
P / L。
Profit & Loss。
収入と支出って意味ね。
これは「稼いだお金」と「使ったお金」の流れを見るためのもの。
この差し引きが「あまったお金」で、いわゆる「利益」だ。
一方、後者は「貸借対照表」。
B / S。Balance Sheet。
バランスシートって言葉は聞いたことがあるかもしれない。
「資産」と「負債」の関係がどうなってるかを見るためのもの。
この差し引きが「純資産」と呼ばれるもので、言い換えれば自分が持ってる「本当の財産」って意味。
ほら来た。
家計簿をつける目的は「お金を貯めること」。
左側の図では「利益」を、右側の図では「純資産」を貯める・増やすことがそれぞれの目的になってる。
だから、支出をひたすら追っても、正直、あんま意味がない。
ここまでOK?
お金を貯める・増やすには?
じゃあ、お金を貯める・増やすために家計簿をつけるとしたら、どういうふうに考えていけばいいの?
超簡単。
ポイントは3つだけ。
①毎月使うお金を収入から先取りする。
②毎月貯めるお金は先取り貯蓄で資産に振り分ける。
③月に一度決算をして、あまったお金も資産に振り分ける。
結構、やってるよね。
でも、これだけじゃ、必ずしもお金が貯まるとは言えない。
あとは、ひたすら資産を貯める・増やすだけ!
要は、効率的にお金を貯めていくことが必要ってことね。
利率の高い預け先を選ぶのはもちろん、余分なお金があるなら資産運用で積極的にお金を増やす道もある。
この工夫さえすれば、まぁ、だいたいお金は貯まりやすくなるよね。
ただし、資産運用をする場合は、ある程度情報や知識を身につけて勉強していくことが大事。
そんなことしながら、ローンの類は早めに完済。
ただし、デフレのときはお金の価値自体が高いから、本当はローンの返済は遅い方が得。
ここら辺は詳しく説明しないけど、家計簿をつけるときは左側の「利益」を見るだけでなく、右側の「純資産」をいかに早く貯めていくかを目的にする。
マイホームを買って住宅ローンを組むと、通常、B / Sが痛むから必然的に純資産は目減りする。
なんでかっていうと、マイホームの資産価値よりも、利息分、住宅ローンの残債の方が多くなるから。
これを改善するために他の資産を活用し、効率的にお金を回していく必要があるんだね。
はい、これが家計簿をつける効果ですっ。
家計簿をつけるのが楽しいって人は細かくつけてお金を貯めていこう。
逆に、めんどくさ~って思う人は「おおざっぱでも大丈夫! 未来のお金 “先取り家計簿”」を使って、雑につけていこう。
気楽にね。
欲しい人は言って?
いつでもあげるから。