カエル!ジャパン。働き方改革はy=ax+bの単純なモデルだった。
また働き方改革ね。
今回はちょっと視点を変えて経営者サイドの声をもとに考えてみる。
ざっくりいうと、
・働き方改革のあるある話
・単純な数式で働き方改革は証明できる
・頭をやわらかくしようぜ!
働き方改革をめぐる国と経営者の微妙なズレ
この前、ある人と働き方改革の話をしてたら、こんなこと言ってた。
ふむふむ。
なんで?
1時間でできる作業が決まってるから。
残業を減らすって言われても忙しいときに残業するなっていうのは、ん~みたいな感じだった。
あ~、やっぱ働き方改革って伝わってないんだなって思った。
どうなんだろ、経営者にとって働き方改革って、この例みたいに残業ゼロ!とか、育休の取得とか、処遇改善とか、雇用面を良くしていこうって受け止め方なのかもしれない。
まぁ、表面的に映るのがこういったところだから無理もない。
だけどさ、働き方改革の目的って経済政策じゃん?
ってことは、社員・従業員の労働環境を少し良くしてあげたらモチベーションも上がるし、テキパキと働いて売上が上がるかもしんないじゃん?
だから必要なんだよっていうのが国の言い分。
働き方改革を数式で考える
まぁ、どっちもどっちなんだけど、さっきの人の場合はここが問題なんだよね。
時間=作業って考えちゃってる。
つまり、従業員は労働者で、そこから生み出されるものは作業の成果なんだって。
ってことは、労働者はコストで、そのコストに見合う作業さえしてくれればいいって考えてるわけじゃん?
単純に数式で表すと「y = ax」だよね。
従業員を活かすって発想がまるでない。
これとは逆に、働き方改革かぁ、ちょっと工夫してみよって素直に考えられる経営者の場合、数式はこうなる。
y = ax + b
いつもやってるaxにちょっと工夫を添えてみよって部分がbね。
数式で考えるとめちゃめちゃ単純。
成果(y)は「人的資源を活用した生産性の向上」なんだから、人材の能力(ax)を高める工夫(b)をすれば、方法を間違わなければ、目的(y)が達成される可能性は高まる。
ってことは、さっきの例でいうと、成果(y)を上げるのが目的なんだから、残業をなくすのが手段として間違ってるんなら、別の方法を採用して売上が上がるようにすればいいじゃん?って単純に思うんだけど、これまたん~ってうなってた。
経験則で考えるよりも体験で考えよう
要は、経営者サイドの問題点っていうのは、経験の積み上げからしか物事を考えられなくなっちゃってるってことだよね。
時代は常に変わっていくのに。
確かに変えちゃいけないものは変えない方がいいんだけど、時代の変化に合わせて変えていく必要があることの方が山ほどある。
こういう場合、経験を軸に考えるよりも体験を軸に考えていく方が変化に柔軟に対応しやすくなる。
つまり、経験っていう連続性が思考を硬直化させてるわけだから、経験を細分化させ体験に変え、その1個1個から情報をピックアップしてつないでいく方が変化の点を見つけやすくなる。
その見つかった変化点について工夫していくって話なんだよね。
なんか日本って、バブル崩壊後、長期にわたる硬直化を打破しようって改革がなされても、打破しきれない残念さに包まれてるような気がする。
人間の頭も、国の枠組みも似てるってことか。
ってことで、働き方改革。
うちの場合、社労士と連携して育休支援とか、雇用改善とか、助成金とか、そんな業務もやってるので、話を聞いてほしいとかなんかあったら声かけてね。
できることは協力するよ。