株上がってるのに、景気良くなったって実感、わく?
ちょっとブログのコンセプト変えようと思って、今回からタイトルを変更。
『1970年以降生まれの雑な話。ときどき本音』
ってことで、1970年以降生まれの人向けは変えずに、書くのめんどくさいから雑にいきます。
で、FPとしての本音を交え、なるべくゆる~くぶっちゃけながら話すからね。
よろしく~。
ざっくりいうと、
・日経平均が14連騰
・景気が良いって実感ね~よ
・なんで?を深掘り
日経平均が14連騰
日経平均株価が14連騰。
やるね。
57年ぶりだってさ。
57年前っていつよって思ったら、1960年の12月から翌1月にかけてってことで、俺らが生まれる前の話。
当時と今とじゃ経済情勢は真逆だと思うけど、記録って意味ではこの14連騰は確かにすごい。
景気が良いって実感がわかない軽めの理由
で、こんなこと言われてるよね。
実感なき好景気。
株は上がってるのに、自分たちの生活は潤わない。
なんで?って記事が目立ってるけど、某女性経済評論家曰く、「企業が稼いだ利益が株主に還元されてるから」ってコメント。
他にも「企業が内部留保を溜め込んでいる」なんて意見があるけど、共産党の人たちがよく言う話だよね。
ぶっちゃけどっちも正しいと思うけど、経営者サイドの意見だと、「株主の力が増してるからしょうがないじゃん」とか、「リーマンショックみたいなリスクに備えるために内部留保してるんじゃん」とか、こっちのコメントも頷ける。
景気が良いって実感がわかない重めの理由
つまり、両方正しいんだろうけど、本質的には、世界の経済システムがガラリと変わってしまったことで、お金が経済の川下まで流れにくくなってるってことでまとまっちゃう。
仕組みはこんな感じ。
①金融政策重視の経済政策になってるから。
②IT革命に端を発した生産性革命が当たり前になってるから。
③世界の労働市場が平準化してきてるから。
①は経済をコントロールする方法が金融市場、つまり銀行間取引とか、株式市場とか、お金を右から左に移動させる取引がメインになってるから、たぶん結構そこで完結されちゃってるんだろうね。
上流ではいっぱいお金が流れてるけど、下流にまで流れてこない。
②は、国の政策を見れば一目瞭然なんだけど、ITとかを活用した補助金とか助成金が実をいうといっぱいあって、ITを使って業務の効率化を図ったらお金援助しますよ~みたいな政策ね。
でも、これって本当に業務の効率化とか、生産性の向上に結び付いてるのかっていうとたぶんそうじゃなくて、ここに売上向上とか消費の活性化とのミスマッチが起こってるんだと思う。
だってさ、たとえばラーメン屋さん。
レジをIT化させればかかった費用に対して補助金出しますって制度があるんだけど、今まで使ってた普通のレジを変えたからってどんだけ業務効率上がる?
これでお客さんがいっぱい来ました!なんてことにはならないだろうから、せいぜい売上管理とか、客足の分析とか、収益のシミュレーションを立てやすいシステムが構築されるぐらいで、ITレジの導入で短縮された時間を使って他のことがやれるぐらいの手しか打ちようがないじゃん。
これで新商品が開発できましたとか、接客の質を高められましたとかで、ぐっと売り上げに貢献できるんなら補助金は活かされたよね、お金が川下にまで降りてきたよねってなるけど、たぶん普通はそこまでならない。
全部が全部そうじゃないと思うけど、IT化による生産性向上ってのは現実とのミスマッチが結構あるような気がする。
つまりまとめると、IT系の業界では、川上である金融部門からお金は流れてくるけど、その下にまで浸透しにくいため、川下で頑張ってる会社や従業員たちまでお金が回りづらいってことになるよね。
んで、最後に③の世界の労働市場が平準化してきてるってことだけど、これは中国を見ればわかるんだけど、中国人の労働者の賃金がだいぶ高くなってきてるんだってさ。
中国以外にもインドやバングラディッシュとか賃金が安いって言われてた国の労働コストが上がってきてて、ちょっと前と比べると日本人との賃金差が縮まってきてる模様。
こういう理由もあって、日本人の賃金上昇率が低位に張り付いてるため川下経済が振るわず好景気の実感がわかない。
資産市場はバブってきてるけど、自分たちの生活は潤わない。
理由を紐解くと、世界の経済システムの変化だから個人レベルではどうにもならないよね。
んじゃ、どうする?
家計を強化する策を練るってのが必要だけど、だから自分なりに工夫していきましょうって言われてるんだよね。
っていっても、どうすればいいの?
1970年以降生まれのことは、その世代のFP事務所に聞けばいい。
うちもFP事務所だけど、結構、解決策はある。
番宣みたいになっちゃったけど、FP事務所ってそのためにあるのだ。
ちょっと雑だった?