FP OFFICE 海援隊|1970年以降生まれと語るお金の話

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ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所に問うことの本当の意味

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 テレビや新聞、雑誌など、メディアを通じファイナンシャル・プランナー(FP)の存在が昔に比べかなり認知されてきました。

 でも、「ファイナンシャル・プランナー(FP)って何をする人なの?」、「どんなことが相談できるの?」と聞かれることが珍しくありません。

 そこで今回は、ファイナンシャル・プランナー(FP)やファイナンシャル・プランナー(FP)事務所の仕事内容、つまり、「ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所に問うことの本当の意味」についてお伝えしていこうと思います。

 ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、一言でいうと

家計のホームドクター

です。

 弊事務所「FP OFFICE 海援隊」が所属している日本ファイナンシャル・プランナー(FP)協会では、CFP(Certified Financial Planner)ライセンス国際上級ライセンス保有者のみがファイナンシャル・プランナーとして「家計のホームドクター」と呼称できるようになっています。

 もちろん弊事務所ではCFPライセンスを保有していますが、一般的に、独立開業しているファイナンシャル・プランナー(FP)事務所はCFPライセンス保有者によって運営されています。

 

 家計のホームドクター?どんなイメージでしょうか。

お金のお医者さん 

 お金のことで困ったら、相談に乗ってくれる人。

 

 私たちは生まれてから死ぬまで、長い年月をかけて人生を過ごしていきます。

 人間、生きていくうえで、心配ごとや悩みごと、問題など、いろいろと乗り越えていくことがいっぱいです。

 「暮らしやお金」の面で、心配ごとや悩みごとの相談に乗り、問題を解決してくれるのがファイナンシャル・プランナー(FP)という専門家です。

 

 みなさん、カゼを引いたとき、病院に行って症状を診てもらいますよね。

 診察してもらって、カゼの症状に合った処方箋を書いてもらい、お薬を出してもらう。

 ファイナンシャル・プランナー(FP)も同じです。

 ご相談者の「暮らしやお金」についての心配ごとや悩みごとをうかがい(診察)、どのような問題があるのかを見つけ(診断)、問題の解決を図る(治療)。

①診察:心配ごとや悩みごとのヒアリング

②診断:どのような問題があるのかを見つける

③治療:見つかった問題を解決する

 

 たとえば、ご相談内容には次のようなものがあります。

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 必要に応じて、法律面:弁護士や司法書士、税金面:公認会計士や税理士、社会保険関連:社会保険労務士など、いわゆる「士業」と呼ばれる他の専門家と連携し、問題の解決に当たります。

 世の中、いろんな専門家がいますが、欧米では、法律上の相談は弁護士、健康上の相談は医者、お金(マネー)の相談はファイナンシャル・プランナー(FP)というのが常識だそうです。

 つまり、ファイナンシャル・プランナー(FP)って「士業」なんですね。

 このような相談に応じることが、「士業」としてのファイナンシャル・プランナー(FP)事務所のお仕事です。

 

 さて、一般的にはファイナンシャル・プランナー(FP)というと、銀行や証券会社、保険会社などの金融機関でお勤めの方というイメージがあります。

 日本FP協会によると、ファイナンシャル・プランナー(FP)が活躍しているフィールドは2016年7月現在、このようになっています。

〔FPが活躍している業界〕

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 なるほど、銀行や証券、保険会社の比率が高いですね。

 他にも、不動産や住宅関連の会社、一般の企業、官公庁などにお勤めの方、学生・主婦にいたるまで幅広く存在します。

 ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所を開業し、ファイナンシャル・プラニング業務を士業として行っている方はわずか7%です。

 ここでお伝えしたいのは、

FPにもいろいろな人がいる

ということです。

 学生でFPの資格を持っていますという子たちは、就職活動で有利だったり、就職後、FP志望の子が多いようです。

 主婦でFP資格を取ろうという方のご相談を受けたことがありますが、目的は家計のやりくりを勉強したいからということでした。

 不動産や住宅関連の会社にお勤めの方は、家を売るのに説得性が増す。

 銀行や証券、保険会社の営業社員でFP資格を保有している方は、金融商品を販売するのに活用しているようです。

 一方、ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所を開業している人たちは、活動の目的を「相談業務」に特化しています。

 いわゆる「ファイナンシャル・プラニング業務」と呼ばれるものですが、ご相談者の「暮らしやお金」についての相談に乗り、問題の解決を図ることを目的にしています。

 

 このように、ひと口でファイナンシャル・プランナー(FP)といってもいろいろな人がいますが、実をいうと、FP資格にはレベルに応じた呼び名があります

 下の日本地図は、日本FP協会が公開している「AFP・CFPの分布データ」です。

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 ファイナンシャル・プランナー(FP)は、レベルに応じ2段階に分けられています。

 日本FP協会の説明では、

①AFP(アフィリエイティッド・ファイナンシャル・プランナー)

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 2級FP技能検定の合格とAFP認定研修の修了といった要件を満たし、日本FP協会へ登録することで、付与される資格です。

 

②CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)

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 北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界24カ国・地域(平成29年2月現在)で認められた世界水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できる、プロフェッショナルであることを証明する資格です。

となっていますが、AFP資格がFPの普通資格とすれば、CFP資格はFPの上級資格(国際資格)という位置づけです。

 

 数年前、ファイナンシャル・プランナー(FP)が国家資格になりました。

 国家資格のFPの呼び名は「ファイナンシャル・プラニング技能士」ですが、3つのレベルに分けられています。

1級ファイナンシャル・プラニング(FP)技能士

2級ファイナンシャル・ラニング(FP)技能士

3級ファイナンシャル・ラニング(FP)技能士

 3級<2級<1級の順番でレベルアップしていきます。

 「2級FP技能士」は、日本FP協会の「AFP」資格に相当し、「1級FP技能士」は日本FP協会の「CFP資格」に当たります。

 イメージ的にはこんな感じになるでしょうか。

CFP=1級FP技能士=「医者」

AFP=2級FP技能士=「研修医」

3級FP技能士=「看護士」

 日本FP協会によると、2016年7月時点で、日本で活躍するFPの人数は、

CFP:約20,000人

AFP:約150,000人

となっています。

 人数で比べるだけでもCFP資格の希少性や専門性の高さがなんとなく伝わるかと思います。

 ご興味のある方は、ご参考までにCFP資格とAFP資格の違いを説明した動画をご覧ください。


「信頼と実績の証」CFP®・AFP資格

 

 話を元に戻します。

 ファイナンシャル・プランナー(FP)にはいろいろな人がいるということですが、学生や主婦から、官公庁や一般の企業、不動産・住宅関連会社、銀行・証券・保険会社などの金融機関にお勤めの方、ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所として開業している方まで、活躍の場は多岐にわたります。

 この違いはなんでしょうか。

〔FP資格の保有目的の違い〕

①学生や主婦、官公庁や一般企業にお勤めの方

自己啓発やキャリアアップなど

②不動産会社や金融機関にお勤めの方

⇒自社商品の販売

③ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所

⇒暮らしやお金についての相談や問題の解決

 必ずしもこうだというわけではありませんが、実務経験を通じて傾向を探ると、ざっくり言って、このような目的の違いがあるように思えます。

 ということは、目的に応じて保有資格も必然的に異なってきます。

①の人:日本FP協会のAFP資格・国家資格の3級FP技能士

②の人:日本FP協会のAFP資格・国家資格の2級FP技能士

③の人:日本FP協会のCFP資格・国家資格の1級FP技能士

 

 なぜ、このようなことを指摘したのかというと、ご相談者から

保険ショップで保険に入ったんだけど、本当に自分に合っているのかどうか、教えてほしい」

「銀行でこの金融商品を勧められたんですが、FPとして開業している人から客観的な意見が聞きたい」

といったご相談が寄せられるケースが少なくないからです。

 特に、銀行・証券・保険会社などの金融機関担当者とご相談者との間に認識の違いがあるようで、同じファイナンシャル・プランナー(FP)として、第三者の立場から意見を求められることがあります。

 ファイナンシャル・プランナー(FP)には、前述のような段階ごとのレベルが存在します。

 そして、ファイナンシャル・プランナー(FP)として活躍している目的も異なります。

 ご相談者の方は、なんとなくこの違いを察知し、「保険ショップのFPってどうなんだろう」、「そもそもFPの資格を持っているのかしら」といった疑問をファイナンシャル・プランナー(FP)事務所に投げかけます。

 ご相談者の方は、なんとなくこの違いを察知し、「銀行や証券、保険会社の人たちって、扱っている金融商品を売るのが目的だよね」、「セールスじゃなくて、しっかりとした客観的なアドバイスをしてほしい」といったご相談をファイナンシャル・プランナー(FP)事務所に寄せてきます。

 

 ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所「士業」です。

 つまり、「相談業務」が目的なのでコンサルタントとも言えます。

 一方、銀行や証券、保険など金融機関にお勤めの方「営業社員」です。

 つまり、金融商品の「販売」が目的なので「セールス・パーソン」です。

 

 ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所が行っているのは「相談業務」なので、「相談料=コンサルティング料」という対価が発生します。

 一方、銀行や証券、保険など金融機関にお勤めの方は、金融商品の「販売」が目的なので、相談料は発生せず、その代わり販売手数料がセールスの対価になります。

 

 ということはつまり、別の言い方をすると、ファイナンシャル・プランナー(FP)事務所にコンタクトを取ってくる方には、「相談したい」という目的があるということになります。

相談したいから、FP事務所に依頼する

 一方で、銀行や証券、保険など金融機関にアクセスする方には、「売ってもらいたい、加入したい」などの目的があると言えます。

売ってもらいたいから、入りたいから、金融機関で購入・加入する

 必ずしも正確に線引きができるわけではありませんが、FP業務をしている人間として、このような違いを感じています。

 

 もし、いつか、どこかで、ファイナンシャル・プランナー(FP)と接することがあったら、

自分の目的は何か

を少し振り返ってみてください。

 相談なのか。

 それとも、購入・加入なのか・・・。

 

 あなたの目的は何ですか?

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