子育て・老後*「1970年以降生まれのライフ&マネー塾」

子育てしながら、お金を貯める。ちょっと工夫して生きてみるのが、1970年以降生まれの僕らの人生。

目的と行動。ライフプランを立てる意味とは。

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 フランスの経済学者、トマ・ピケティの言を借りつつ、家計(=お金を貯めること)の目的について考えています。

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 なぜなのかというと、ここ数年、私たち1970年以降生まれの人たちの家計が意外と痛んでいると思うようになったからです。

 実務を重ねるうちに気づいたこと。

①可処分所得が減っている

 可処分所得は、収入から税金と社会保険料を差し引いた金額です。

 いわば「自由に使えるお金」。

 帳簿(家計簿)上、可処分所得はこのように定義されますが、実際に自由に使えるお金は、この可処分所得から食費や水道光熱費、教育費、住宅ローンの返済など、生活支出を差し引いた残りの金額です。

 この金額が昔に比べ減ってるんじゃないかと感じています。

 貯蓄に回すお金がないというお悩みがまさにそうです。

 

 なんでだろう。

 実務の中で気づいたこの問題の原因を探ると、次のようなポイントが浮かび上がってきます。

②税金と社会保険料の割合が高い

 2014年の4月から消費税が8%に上がりました。

 1万円の買い物をすると消費税は800円、10万円の買い物の場合は8,000円、100万円を支出すると8万円の消費税がかかります。

 消費税が5%の時代から比べると税率ではわずか3%の差に過ぎませんが、年間の支出金額に直すと、結構、大きいのではないでしょうか。

 それと社会保険料の負担増。

 厚生年金保険料の増加はとりあえず本年度までとなっていますが、健康保険料や介護保険料、雇用保険料など、社会保険料は原則、高齢化社会にともない増加傾向にあります。

 結構これ、大きいんですよね。

 家計診断をして驚いたことが何回かあります。

 

 もうひとつ毎度のごとく家計診断で直面させられる問題がこれです。

③教育資金が多くかかっている

 はたしてこれが問題なのかは、ご家庭の教育に関する考え方の違いによるので、ホントのところは何とも言えませんが、まるで強迫観念でもあるかのごとく、家計に占める教育費の割合が高いと感じています。

 教育費は大きく分けて2種類あります。

 ひとつは「学校教育費」、もうひとつは「学校外教育費」。

 学校教育費については公立の場合決まっているので、それほど負担感はありませんが、お子さんを私立に通わせるご家庭が増えているのか、そのようなご家庭にお会いすると、かなりの金額を学校教育費に回している印象があります。

 ここまではいいにしても、もうひとつ、学校外教育費の多さに問題を感じています。

 とにかく塾や習いごとにお子さんを通わせすぎ。

 これはご家庭の教育方針によるところが大きいですし、また学校の授業では間に合わない勉強の部分を補足せざるを得ないという教育環境の問題でもあることから、一概に問題だとも言えません。

 ただ、月曜日から金曜日までずっと何がしかの塾や習い事で子どもが追われているような印象を受けます。

 子どもの時間と親の時間、教育費など家計とのバランス。

 この辺りをもう少し真剣に考えていかないと、1970年以降生まれの人の家計は、よりお金が貯まりにくいものになっていきます。

 

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 2017年4月17日に記した上記ブログで、格差社会と呼ばれる今のような時代では、家計の目的を

①老後の生活資金を準備すること

②子どもに財産を遺すこと

の2つとしました。

 ライフプラン(=生活設計)上の目的、つまり人生の目的は人それぞれですが、1970年以降生まれの私たちは、格差社会が少しずつ広がっていくとするならば、家計(=お金を貯めること)の最終ゴールは、長期的に見て「老後の生活資金を準備すること」「子どもに財産を遺すこと」の2つにどうしても結論づけられてしまいます。

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 教育資金の準備をしながら、住宅ローンの完済を目指し、老後の生活資金を貯めつつ、子どもに財産を遺す手立ても考えていく。

 1970年以降生まれの私たちは、親が生きてきた時代と違う時代を歩んでいるにもかかわらず、親がしてきたことと同じことをしていくことになります。

 親が生きてきた時代とは、右肩上がりに経済が成長していた時代。

 私たちが生きていく時代とは、格差社会が広がりを見せつつある時代。

 おのずと答えは見えてきます。

もう少し、人生を真剣に考えよ。 

 時代の移り変わりが、このメッセージを1970年以降生まれの私たちに投げかけています。

方法論を変えよ。 

 子どもの教育についてどのようにすべきかをもっと夫婦間で語り合う。

 自分たちのために、家族のために入っている保険について本当に必要なのかどうかをもう一度考えてみる。

 住まいのカタチを今だけでなく老後にいたるまで、どのようにすべきか家族みんなで話し合ってみる。

 そして、子どもたちが巣立ったあとの自分たちのセカンドライフについて、夫婦で一緒に描いてみる。

 具体的な方法はこの中から生まれてきます。

 そして、ライフプランはこのような語らいの過程で見出されてきます。

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 それほど考えなくても時代が背中を押してくれていたころは良かったかもしれません。

 しかし、今、1970年以降生まれの私たちに求められていることは「考え抜く力」。

 インテリジェンスを磨き、リテラシーを身につけ、そのもとで時代の変化と向き合いながらみんなで歩いていく。

 本当は、こんな時代の方が生きていて楽しい・・・。

 そんな国になればって思いながら、FP実務をこなしています。

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